ムービー!ブレイク?
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戦場のアリア
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その聖なる日、銃声が止んだ

※レビュー
「フランス映画祭2006」3月19日クロージング作品上映
4月GW、全国劇場にて公開

 今年度のアカデミー賞外国語作品賞5ノミネート作品の一つに選ばれている、話題の作品である。外国語作品賞は、世界中の強豪が集っているだけあって、全世界の映画人が注目しているのはご存知の通りである。日本ではフランス映画祭でいち早く上映されるので、早めに観たい方はチケットを即ご入手あれ。試写室も満員状態で、注目度が伺える。

■物語
 1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。

 やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった…。

■解説
 これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという、奇跡のような物語である。これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。

■受賞
 アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
 カンヌ映画祭正式出品
 ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
 英国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート


■キャスト
ダイアン・クルーガー、ギヨーム・カネ、ダニエル・ブリュール
ベンノ・フユルマン、ゲイリー・ルイス

■スタッフ
監督: クリスチャン・カリオン
アナの歌声: ナタリー・デッセー
シュプリンクの歌声: ロランド・ヴィラゾン
音楽: フィリップ・ロンビ

製作年:2005年/製作国:フランス・ドイツ・イギリス合作
提供:角川ヘラルド・ピクチャーズ、博報堂DYメディアパートナーズ/ノベライズ:竹書房/サントラ:東芝EMI/協力:ユニフランス東京/後援:フランス大使館文化部



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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ
アニメで"史上初"の受賞!!
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』
2006年 BAFTA英国映画賞受賞!&公開迫る


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2006年3月18日(土)よりシネカノン有楽町・
渋谷アミューズCQNほかにて全国ロードショー!

配給:アスミック:エース
公式サイト:www.WandG.jp

 世界中が愛してやまない超人気コンビ「ウォレスとグルミット」。全世界待望の長編映画がついに完成!クレイ・アニメーションのぬくもりはそのままに、最新のCG技術が見事に融合した映像は必見!クレイ・アニメーションの限界を超えた、究極のエンターテイメントが日本に上陸する。

 2/19(日)に英国で最も権威のある"英国映画テレビ芸術アカデミー(The British Academy of Film & Television Arts, 通称BAFTA)"より、本年の各賞の受賞作が発表され、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」が見事、英国映画賞を受賞した。

 英国映画賞はその名の通り、イギリス制作の映画の中で、最も優れた作品に贈られる賞であり、本賞を"アニメ作品"が受賞するのは、史上初!!2/6に受賞したアニー賞の受賞に続いての栄誉となり、3/6(日本時間)に発表されるアカデミー賞の長編アニメ部門(本作の他「ハウルの動く城」「コープスブライド」がノミネート)での受賞に、更に期待が高まっていいる。

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【2006 BAFTA 英国映画賞】
受賞「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
ノミネート:A Cock and Bull Story, A(日本公開未定)
      Festival (日本公開未定)
      ナイロビの蜂
      プライドと偏見
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』は、2005年10/5(水)全米3645館で公開され、1610万ドルを稼ぎ出し、全米初登場NO.1を達成。また、同年10/13(木)には、母国イギリスで公開され、こちらもわずか502館で 1130万$の記録的大ヒットで初登場NO.1。フランス、ドイツ、オーストリアでも初登場 NO.1を獲得している。
 
■作品データ
監督:ニック・パーク/スティーヴ・ボックス 脚本:スティーヴ・ボックス&ニック・パーク/ マーク・バートン/ボブ・ベーカー 音楽:ジュリアン・ノット
2005年イギリス=アメリカ/ドリーム・ワークスアニメーションSKG、アードマンフィーチャーズ提供/ カラー/1時間25分/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD/日本語字幕:稲田嵯裕里/配給アスミック・エース 

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サンチアゴ…メッカ
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人は旅に出てはじめて、
自分を知り、他人にやさしくなれる
巡礼の旅から得るものは…生への感謝!!


※レビュー
3月15~19日「フランス映画祭2006」にて上映

『赤ちゃんに乾杯!』のコリーヌ・セロー最新作は、真っ向勝負のトラベル系映画。日本公開はまだ決まっていないので、本映画祭での3回の上映をお見逃しなく!である。

■物語
 ある日、母からの遺言を受け取った3人の熟年兄弟姉妹。莫大な遺産を残したが、子供たちに譲るには条件が付けられていた。それは、「サンチアゴへの巡礼」の旅をするというものだった。
 三人三様、一度も就業経験がなく、酒と女で過ごしてきた兄、国語教師で子沢山の妹、そして末っ子で会社社長を勤める弟。顔を付き合わせれば、お互いへの不満と罵倒がはじまるほどの仲の悪さだ。
 
 それでも3人は結局、遺産目当てや「母の遺言だから…」
という理由で、指定された「道すがらグループ」のガイドに連れられて、サンチアゴを目指すことになるのだった。

 「道すがら」に参加したのは、3人だけではなく、それぞれに事情を持つ、世代の違う男女たち。アラブ人男子高生2名や、フランス人女子高生2名、わけありの女、そして黒人ガイド、総勢9名で一緒に徒歩で巡礼への向けて旅立つ。

■レビュー
 王道ともいえる旅映画だが、熟練された演出と軽やかなイマジネーションの広がりが大きな醍醐味となっている。道中、ケンカやいさかいがありながらも、それぞれの事情への理解、恋の芽生え、人生の再生というものを描き、笑わせ、ほろ苦い気持ちにさせ、時に考えさせられる…。愛すべき珠玉の作品だ。
 
 圧倒的な美しい風景、巡礼への途上で立ち寄る、昔ながらの街並みや村、人々、風や雨、太陽の光…。旅のすばらしさを伝えてくれる。

 現在もフランスやスペインで人気の「サンチアゴ巡礼」の旅をモチーフにした、心のロード・ムービー。多くの人にご覧いただきたいと思う。そして配給が決まってほしいです。

監督:コリーヌ・セロー

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ブロークン・フラワーズ
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4月GW、シネマライズ、シネシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開

 ムッシュ、ジム・ジャームッシュ監督の最新作がご到着。いそいそと観に行きました。試写室満員。人気あるんですね。

■物語
 主演は、ご存知こわもておとぼけすっとこどっこいのビル・マーレーさん。ドン・ジョンストンという役柄で、その昔、いや今もブイブイ言わせている男という設定でございます。が、無気力病で家でごろごろしている、ネットビジネスで成功した男を演じております。

 そんなドンのところにピンク封筒の手紙が届いた。差出人無記名。「あなたには19歳になる息子がいます。今、そっちへ向かっているかもしれません」。

 誰がこれを送ったのか?おせっかい友人&隣人のウィンストンが過去の恋人の居場所を次々と調べ、リスティングしてしまいました。さらに、飛行機やレンタカー、宿の手配までも。

 ドンは悩んだ末、昔の恋人(豪華女優競演!?)を訪ねる旅が始めるのでした。

■レビュー
 この映画は、ボーッとしている感じです。ドンさんは、後ろ向きに積極的なのです。なんだか、「ロスト・イン・ライフ」みたいな。

 昔の恋人を訪ねるなかで、失っていた何かを見つけるわけでもなく、それでいてなにかしらが変化していく。再会であたたかいものが通い合うのは一瞬のみ。愛し合った日々は、もう過去のことなんだってことが確認されていくのです。

 ドンは恋人再会の道中、旅する若者(男)を観ると、なんだか気になって視線を向けてしまいます。「もしかして、息子かいな?おまえさん」視線。「いきなり息子」ものって最近多いのだねー。ね、山田孝之くん?

 ジム・ジャームッシュは、この映画で「リアル・アメリカ」の典型的風景を選んだことを話しています。作風は、いつもどおりのボワーンとした間合いでございます。それも今回はけだるい類。ふっと入る交流のズレが笑いを誘います。

 行った先では、手紙の主らしい過去の女はいたのですが…。自宅に戻ったドン。息子は来るのでしょうか。そして結末には…。

 心にふっと温かさが生まれ、再びがらんどう。

 人生、意外とそんなもんかもしれません。
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クラッシュ
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今日、人生が終わってもいい。
ただ、この作品だけはもう一度観たい


※レビュー (12月上旬鑑賞:試写@銀座)
舞台:アメリカ合衆国>ロサンゼルス

2月11日、日比谷シャンテ シネ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:ムービーアイ
■公式サイト
http://www.crash-movie.jp/
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 試写室で鑑賞したのが2ヶ月も前。観てショックと受けたというか心がクラッシュしてしまってから、どうしてもレビューを起こす気にならなかった。小賢しい言葉がわずらわしく、放心して打ち砕かれてしまったのである。これまでに観たどの作品にもあてはまらない。どのように伝えるべきか…。

 さて、恐るべき心的破壊力を持った作品である。それは、戦争映画で描かれる差別や虚しさの類ではない。ここに描かれている物語はぴったりと心に寄り添い、不意に鋭い刃を向ける。例えば近所で、あたかも自分が遭遇するかもしれない身近な事件のようである。ちなみに東京・新宿歌舞伎町そばに住んでいるからではない。

 映画への期待とは違う地味なオープニングでは、テールランプがぼんやりと画面を走る。
 「触れ合いだよ。…」
 冒頭で発せられるグラハム(ドン・チードル)の台詞は何のことを言っているのだろう??? オープニングはグラハムの目に映っている夜の道路なのだ。

 おそらくそこそこのレビューや評価に触れてから鑑賞する人は、期待に胸膨らませていくはずだ。しかし、そんな囁きからスタートする、この作品にちょっぴり不安を抱くことだろう。「なんだかなあ」と。この映画は序盤、我々観客を物語に巻き込まない。感情移入できる演出を一切排している。
 さらに物語の進行が早く、登場人物も多い。ぼやぼやしていたらクラッシュどころかスリップ、スリープしてしまう。

 が、ある時点から数多くの散らかっていたエピソードが、ギュッと一つになっていくのだ。それは、「これのどこがアカデミー賞ノミネートなの?」と思い始めた頃からである。突然スクリーンに血が通い、翼が生えたような躍動感を持ち始める。一瞬たりとも目が離せなくなる。

 ある男は思う。ただこの街で必死に働き、人並みに生きようとしているだけなのに、なぜ人種の違いだけで怪しい奴と思われ、自尊心すら傷つけられ、大切な家族までが犠牲に…。

 ある女は思う。不満はない裕福さを手に入れているのに、どうして不安が襲ってくるのだろう。

 ある男は思う。なぜ妻はロスで生き抜くための現実を理解しないのだろう。

 ある女は思う。不当な恥辱への抵抗がなぜ悪いのだろう。なぜ夫は黙っているのだろう。

 ある男は思う。この仕事に就いたのはこんなことのためじゃない。なぜこんなことに?

 ある女は思う。なんて都合のよい息子だろう。
 
 ある男は思う。成功と金の何が悪い?

 ある女は、ある男は…。

 さまざまな人種、階層、性別の願望、感情が入り乱れる。善意が裏返り、悪意が裏返る。誰しもが平和でありたいと思っているのに、何事もなしではいられない。何かが自分を狂わせる。迷わせる。いらいらする。怒りがこみ上げる。誰かにぶつける。誰かが傷つく。そして、怒りをぶつけられる。傷つけられる。不安が襲う。哀しみが広がる。深く、深く。

 監督ポール・ハギスはロサンゼルスという場所をハダカにした。車移動の街ロスは、見知らぬ者同士の肌の触れ合いが少ない。人間がなかなか見えない。しかし、人間は誰かと繋がって生きているものだと。きっと「クラッシュ(衝突)」は、繋がりの表明なのだと作品はメッセージする。

 すばらしいのは脚本だけではない。羽が生えたように軽やかに動き、人物に限りなく接近するカメラワークが奇跡の瞬間を見せる。俳優陣が素顔に近いと思わせるほどのリアルな瞬間を導く。こんなサンドラ・ブロックは見たことがない!そして、祈りにあふれる聖歌のようなアンビエント音楽が、画面に光を与え、闇を照らす。

 私は胸が張り裂けそうに、叫びそうになった。泣き出しそうになった。厳しくも温かく、やさしくも残酷。

 最後のシーンで、人種が交じり合う交差点で次のクラッシュを目撃することだろう。その視線は、天使のように下界を見つめながら浮上していく。なぜなら…。

 「天使」を意味する街「ロサンゼルス」のクリスマスの寓話なのだから。
 
 ご覧あれ。そして幸あれ!

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